秋田 川連塗り「寿次郎」

秋田県南部に位置する湯沢市の川連(かわつら)町は、奥羽山脈の豊富な森林などの環境に恵まれ、古くから漆器作りがさかんな地域でした。漆器作りの始まりは、鎌倉時代にさかのぼると伝えられています。川連漆器の特徴は、堅牢で丈夫な作り。下地工程の丹念さ、塗りの丁寧さに定評があります。輪島塗りや津軽塗りなどに比べると、装飾は比較的シンプルで、普段使いの漆器として人々に親しまれてきました。

セレクトショップ 秋田 蕗だよりでは、この度、川連漆器工房・秋田 川連塗り「寿次郎」の商品をお取り扱いさせていただくことになりました。

明治初期に創業した川連塗り工房「寿次郎」は、原材料すべてに天然素材を使い、すべての工程を手作業で行う、使う人への温かい心遣いが伝わる工房。仕上げ塗りには、乾燥後の研磨をせずに、刷毛で塗り上げたまま乾燥させる「花塗り」と言う高度な技法を使うため、「寿次郎」の漆器には、優しい柔らかい雰囲気が漂っています。
  
「寿次郎」の漆器は、シンプルかつ上品。価格は、他の地域の漆器と比べれば抑え気味とは言え日常出回っている食器に比べれば少々値が張りますが、熱いものを入れても手が熱くならず冷めにくい上に、手触り口当たりが良い漆器は、日々の食卓の質をワンランク上げてくれることまちがいなし。また、「寿次郎」の漆器は、長年同じ型のものが定番として作られ続けているため、気に入ったものを少しずつ買い足していくことが可能です。家族が増える毎に少しずつ欲しいものを増やしていくのも楽しいのではないでしょうか?皆さまの暮らしを彩る生活食器としてお使いいただければ幸いです。




◆作り手 佐藤 幸一さんからのメッセージ(「寿次郎」パンフレットより)
『暮しと育むふだんの漆』

寿次郎は明治初期に創業したのち、代々変わらず不易流行の器をつくり続け、職人でもなく作家でもなく、ただの「つくり手」。そのように自らを定め、製造から販売にいたるまで一貫してかかわっています。原材料すべてに天然素材を用い、現在もすべての工程を手作業で行っていますので、小さなお子さまも安心してお使いいただくことができます。
川連塗の美しさに触れていただける代表的技法は、花塗り。上塗り後、磨かずに仕上げ、漆本来のなめらかでしっとりとした肌に仕上げます。お手入れはごくふつうに優しく扱っていただければ結構です。長く使ううちに、割れ、欠け、剥げなどが生じた場合でも、新品と同じ状態にお直しすることが可能です。天然木を加工しているため、使用方法によっては多少の歪みなどが生じるおそれがありますが、5年、10年と、ふつうに優しく使ううちに、成長とも言える色と艶、その経年変化をお楽しみいただけたら、つくり手として嬉しく思います。

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◆作家紹介
秋田 川連塗り「寿次郎」 

代表 佐藤 幸一

1950年 秋田県湯沢市川連町生まれ
1979年 日本クラフト展初入選後、28回の入選を重ねる。
2006年 宮内省へ秋田県の工芸品の内、御献上の作品として選抜される。
その他各公募展入選、展示会への招待など多数あり。
日本クラフトデザイン協会正会員
厚生労働大臣認定一級技能士
秋田県クラフト協会会員兼顧問 
チーム匠21顧問

     佐藤 史幸

1975年 秋田県湯沢市川連町生まれ
1996年 石川県立輪島漆芸技術研修所 特別専修過程科卒
      卒業作品 日本漆工協会奨励賞受賞
1999年 石川県立輪島漆芸技術研修所 普通課程科卒
2012年 伝統工芸士認定試験に合格

『秋田県工芸家協会展』奨励賞、特賞を始め、各公募展などでの入選多数あり。
伝統工芸士


◆作品取扱い店
日本橋高島屋、大丸東京店、新宿伊勢丹本店、ゆずりは、ギャラリー壺中天、博多あまねや工芸店、仙台ギャラリ―杜間道 他

◆イベント・クラフト展などへの出展
東京、名古屋、大阪他、東北各地で期間開催されるイベントに出展されていますので、実物をご覧になりたい方は、イベントに出向いてみて下さい。
表示件数:
画像: 寿次郎 カップ(大)

寿次郎 カップ(大)

5,500円(税込)

[在庫数 7点]

 
画像: 寿次郎 カップ(小)

寿次郎 カップ(小)

4,400円(税込)

[在庫数 8点]

 
画像: 寿次郎 二段弁当箱

寿次郎 二段弁当箱

35,750円(税込)
 
画像: 寿次郎 夫婦箸(角)

寿次郎 夫婦箸(角)

5,500円(税込)
 
画像: 寿次郎 夫婦箸(夕波)

寿次郎 夫婦箸(夕波)

7,700円(税込)
 
画像: 寿次郎 雛小重

寿次郎 雛小重

35,750円(税込)
 
(16件/16件)
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